2009,06,28, Sunday
ちょ〜ちょ〜ちょ〜ちょ〜ク〜ヌ〜ギ〜に〜と〜ま〜れ〜。
ところであれだ、梅雨はもうあけたのかいね?先週末の八ヶ岳はざんぶりどんぶりてんこもりで、どーせ雨なら家で作家活動でもすりゃいいに俺っちのご主人は、
「恵みの雨でもやだねーやんなっちゃうねー」
と真っ昼間から地酒を買い込んでうぐうぐやってたぜ。ドン引きだぜ。仕事する気ゼロだぜ。ダメ人間決定だぜ。
どうせなら八ヶ岳の酒についてでも論じてやろかっても思ったんだけどさ、あんまり雨で出かけられなくて、まあ俺っちとしては雨でも遊びに行きたいんだけどな、ご主人は雨をいいことに散歩もさぼりやがるし、ムカつくからストレスが溜まりまくるから今回は雨上がりの気分爽快な話にするぜ。引きこもり酒話はまた次回だぜ。とりあえずはストレス解消だぜ。俺はやるぜ。
それはそうとみんなオオムラサキって知ってるかい?
http://ja.wikipedia.org/wiki/オオムラサキ
まああれだぜ、日本代表と言えばモンシロチョウよりアゲハチョウよりオオムラサキってことだぜ。でもって今正に蝶になろうとしてる瞬間なんだぜ。ロマンだぜ。オトコだぜ。おまいらだってあれだぜ、ちっせー頃はちょうや虫を追いかけたり捕まえたり育てたり、夏休みの自由研究に標本を作ったり、家に持って帰って姉ちゃんに
「もーやだー捨ててきてー」
とか言われたりしたはずだぜ。
いまでも虫とか好きなやつもいるだろうし、ずいぶん忘れちまったやつもいるだろうし、カワイイ彼女のために泣く泣く諦めたやつもいるだろうな。んでもさ、オオムラサキってやつはめちゃめちゃきれいなんだぜ。彼女もぜってー
「なにこの子カワイ〜〜〜」
って言うはずだぜ。で、正に今が絶好の鑑賞時期ってわけだぜ。見にくるべきだぜ。
まあつまりさ、何が言いたいかっていうと、今回俺っちは雨があがるのを待って八ヶ岳山麓にオオムラサキ探しに行こうと思ったってわけさ。あちこち飛んでるあいつらを追っかけ回して遊ぶのも結構楽しいんだけどさ、蝶になったばかりのあいつらはまだ羽が乾く前で飛べないから葉っぱとかに止まってて、おまいら人間が近付いても逃げたりできねえんだ。だからおまいらたちひ弱な都会人でも近くで見られると思うぜ。話してみるとあいつらいいやつだぜ。
なんちゃってさ、実は俺っちが今回突如オオムラサキの連中に会いたくなったのはさ、俺っちのご主人がオオムラサキの本を読んでいたからなんだ。ご主人もさすがに引きこもって日がな一日飲んだくれてるのにも飽きたみたいでさ、
「うし、八よ、オオムラサキでも見に行くか」
って言い出したのさ。久しぶりに散歩に連れ出してくれる気になったらしい。けっこうなことだ。
っつーわけで、ご主人と俺っちは、「北杜市オオムラサキセンター」にちょっと遠出のお散歩としゃれこんだわけだぜ。センターっつーとなんかかたい感じだけどさ、その実はオオムラサキが飛びまくってる自然公園とその中にある公園じゃーうまく蝶に会えないやつらでも見られる、まあオオムラサキ館みたいなもんがあるとこなんだ。俺っちのご主人はしょっぱなから公園でやつらを追っかけることは放棄してセンターでいろんな展示を見てフムフム頷いたり、放し飼いの蝶を見たりしてたから、その間に俺っちは公園ランニングタイムってわけさ。
いるぜいるぜ!やつらいまくりだぜ!!さなぎのやつは結構葉っぱと同化しちゃっててみつけにくいんだけどさ、
成虫はめっちゃ綺麗だぜぇ〜!
あまりの美少女っぷりに思わず俺っちは話しかけてみたんだ。
「やあ、はじめまして、綺麗だね」
でもやつら全然答えてくれないんだぜ。つーんとしやがってやんの。ちょっと美しい女ってこれだからやんなるぜ。プライドっつーの?もっとフレンドリーにした方が絶対モテんのにな。
「きみさー、ちょっとかわいいからってその態度はないんじゃないの?確かに俺っちは犬畜生だけどさ、もちっとあいそよくしてくれてもいいんじゃないかね?別にナンパしてるわけじゃないんだぜ?」
すると彼女は言ったのさ。
「こんにちは。確かに御挨拶されたのにすぐ返さなかったのはごめんなさい。でもあたしたちは誇り高きオオムラサキなのよ。あたしを産んでくれたお母さんのためにもそんなに安売りはしたくないの。さなぎの中でそう言われたんだから。でも勘違いしないで。別に偉ぶるつもりなんかないのよ。あたしはまだ生まれたばかりで何もわからないから、いろいろ考えているだけなの。みんなと仲良くやっていきたいと思っているのよ」
しょえー!さすが綺麗な子は考えもしっかりしてるんだぜ。俺っち頭が下がりまくりだぜ。
「そーだったのか。でも嫌われたんじゃなくて良かったぜ。俺っちはやっさんて呼ばれてるんだ。ちょっと軽いとこもあるけど気のいいやつだと思うぜ。これからもちょいちょい遊びに来てもいいかな?」
「ええ、いろいろ教えてくださいな」
…な、なんてカワユイやつなんだ。ほんとのこと言っちゃうと俺っちが独り占めしたいからあんまり教えたくないんだけどさ、でも彼女も友達ほしがってたから教えてやるぜ。今が正に絶好の出会いの季節だぜ。もしおめえが公園ではうまく見つけられなかったらオオムラサキセンターに行けば放し飼いになってるカワイコちゃんに会えるぜ。
ご主人は中で見てたんだけどさ、みんなも行ってみるといいぜ。カワイコちゃんでいっぱいだぜ!ハーレムだぜハーレムだぜ!!!
ちっこくてわかりにくいかもだけどさ、生まれてしばらくするとセンターの上の方を飛んでるぜ。美しいことこの上ないぜ。
北杜市オオムラサキセンター
まああれだ、てなわけで俺っちもご主人も久しぶりにカワイコちゃんとふれあって心の安らぎを得ておだやかにふむふむとうなずいたとこういうわけさ。
…モンダイは帰りの道のりに激ヤバおったまげ絶品ハム屋を通るってことなんだが…。
その話はまた次回。今回はちょっとラブリーな俺っちだぜ。
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ところであれだ、梅雨はもうあけたのかいね?先週末の八ヶ岳はざんぶりどんぶりてんこもりで、どーせ雨なら家で作家活動でもすりゃいいに俺っちのご主人は、
「恵みの雨でもやだねーやんなっちゃうねー」
と真っ昼間から地酒を買い込んでうぐうぐやってたぜ。ドン引きだぜ。仕事する気ゼロだぜ。ダメ人間決定だぜ。
どうせなら八ヶ岳の酒についてでも論じてやろかっても思ったんだけどさ、あんまり雨で出かけられなくて、まあ俺っちとしては雨でも遊びに行きたいんだけどな、ご主人は雨をいいことに散歩もさぼりやがるし、ムカつくからストレスが溜まりまくるから今回は雨上がりの気分爽快な話にするぜ。引きこもり酒話はまた次回だぜ。とりあえずはストレス解消だぜ。俺はやるぜ。
それはそうとみんなオオムラサキって知ってるかい?
http://ja.wikipedia.org/wiki/オオムラサキ
まああれだぜ、日本代表と言えばモンシロチョウよりアゲハチョウよりオオムラサキってことだぜ。でもって今正に蝶になろうとしてる瞬間なんだぜ。ロマンだぜ。オトコだぜ。おまいらだってあれだぜ、ちっせー頃はちょうや虫を追いかけたり捕まえたり育てたり、夏休みの自由研究に標本を作ったり、家に持って帰って姉ちゃんに
「もーやだー捨ててきてー」
とか言われたりしたはずだぜ。
いまでも虫とか好きなやつもいるだろうし、ずいぶん忘れちまったやつもいるだろうし、カワイイ彼女のために泣く泣く諦めたやつもいるだろうな。んでもさ、オオムラサキってやつはめちゃめちゃきれいなんだぜ。彼女もぜってー
「なにこの子カワイ〜〜〜」
って言うはずだぜ。で、正に今が絶好の鑑賞時期ってわけだぜ。見にくるべきだぜ。
まあつまりさ、何が言いたいかっていうと、今回俺っちは雨があがるのを待って八ヶ岳山麓にオオムラサキ探しに行こうと思ったってわけさ。あちこち飛んでるあいつらを追っかけ回して遊ぶのも結構楽しいんだけどさ、蝶になったばかりのあいつらはまだ羽が乾く前で飛べないから葉っぱとかに止まってて、おまいら人間が近付いても逃げたりできねえんだ。だからおまいらたちひ弱な都会人でも近くで見られると思うぜ。話してみるとあいつらいいやつだぜ。
なんちゃってさ、実は俺っちが今回突如オオムラサキの連中に会いたくなったのはさ、俺っちのご主人がオオムラサキの本を読んでいたからなんだ。ご主人もさすがに引きこもって日がな一日飲んだくれてるのにも飽きたみたいでさ、
「うし、八よ、オオムラサキでも見に行くか」
って言い出したのさ。久しぶりに散歩に連れ出してくれる気になったらしい。けっこうなことだ。
っつーわけで、ご主人と俺っちは、「北杜市オオムラサキセンター」にちょっと遠出のお散歩としゃれこんだわけだぜ。センターっつーとなんかかたい感じだけどさ、その実はオオムラサキが飛びまくってる自然公園とその中にある公園じゃーうまく蝶に会えないやつらでも見られる、まあオオムラサキ館みたいなもんがあるとこなんだ。俺っちのご主人はしょっぱなから公園でやつらを追っかけることは放棄してセンターでいろんな展示を見てフムフム頷いたり、放し飼いの蝶を見たりしてたから、その間に俺っちは公園ランニングタイムってわけさ。
いるぜいるぜ!やつらいまくりだぜ!!さなぎのやつは結構葉っぱと同化しちゃっててみつけにくいんだけどさ、
成虫はめっちゃ綺麗だぜぇ〜!
あまりの美少女っぷりに思わず俺っちは話しかけてみたんだ。
「やあ、はじめまして、綺麗だね」
でもやつら全然答えてくれないんだぜ。つーんとしやがってやんの。ちょっと美しい女ってこれだからやんなるぜ。プライドっつーの?もっとフレンドリーにした方が絶対モテんのにな。
「きみさー、ちょっとかわいいからってその態度はないんじゃないの?確かに俺っちは犬畜生だけどさ、もちっとあいそよくしてくれてもいいんじゃないかね?別にナンパしてるわけじゃないんだぜ?」
すると彼女は言ったのさ。
「こんにちは。確かに御挨拶されたのにすぐ返さなかったのはごめんなさい。でもあたしたちは誇り高きオオムラサキなのよ。あたしを産んでくれたお母さんのためにもそんなに安売りはしたくないの。さなぎの中でそう言われたんだから。でも勘違いしないで。別に偉ぶるつもりなんかないのよ。あたしはまだ生まれたばかりで何もわからないから、いろいろ考えているだけなの。みんなと仲良くやっていきたいと思っているのよ」
しょえー!さすが綺麗な子は考えもしっかりしてるんだぜ。俺っち頭が下がりまくりだぜ。
「そーだったのか。でも嫌われたんじゃなくて良かったぜ。俺っちはやっさんて呼ばれてるんだ。ちょっと軽いとこもあるけど気のいいやつだと思うぜ。これからもちょいちょい遊びに来てもいいかな?」
「ええ、いろいろ教えてくださいな」
…な、なんてカワユイやつなんだ。ほんとのこと言っちゃうと俺っちが独り占めしたいからあんまり教えたくないんだけどさ、でも彼女も友達ほしがってたから教えてやるぜ。今が正に絶好の出会いの季節だぜ。もしおめえが公園ではうまく見つけられなかったらオオムラサキセンターに行けば放し飼いになってるカワイコちゃんに会えるぜ。
ご主人は中で見てたんだけどさ、みんなも行ってみるといいぜ。カワイコちゃんでいっぱいだぜ!ハーレムだぜハーレムだぜ!!!
ちっこくてわかりにくいかもだけどさ、生まれてしばらくするとセンターの上の方を飛んでるぜ。美しいことこの上ないぜ。
北杜市オオムラサキセンター
まああれだ、てなわけで俺っちもご主人も久しぶりにカワイコちゃんとふれあって心の安らぎを得ておだやかにふむふむとうなずいたとこういうわけさ。
…モンダイは帰りの道のりに激ヤバおったまげ絶品ハム屋を通るってことなんだが…。
その話はまた次回。今回はちょっとラブリーな俺っちだぜ。