2009,07,12, Sunday
「天高くいぶされてなんぼ」ということわざを知ってるかい?
まあ、俺っちがたった今考えたんだけどさ(笑)犬も人間も豚も皆熟成することによって味が出て来るという意味さ。日々修業ってことさ。もまれて干されて燻されて薫製にされて…
つまりこのことわざはいったい何が言いたいかってそりゃ、
「美味いベーコンは美味い」ってことよ!わかるよな。
てなわけで今回は俺っちの隠しても隠しきれない作家魂をちょっとだけ披露してみんなにことわざを教えてやるぜ。つまりあれだぜ、薫製とワインは名コンビって意味だぜ。チーズがあればトリオだぜ。
元を正せば俺っちのご主人の帰りの道にハム日和があったってことなんだ。あっ「ハム日和」ってのはな、北杜市高根町にある昇天的美味さの薫製屋のことなんだ。けっこういい値段だったりするけど俺っちのご主人のお気に入りでさ、俺っちにはぜんぜんわけてくれないんだ。「犬に塩分はあんまりなんたら」とかほざきやがってるが知らんぜそんなもん。俺っちは実際ご主人がハム食ってワイン飲んで頭の中まで薫製になってきたのをスバヤク見計らっておすそわけにあずかってるが今現在もスーパー健康体だ。
行ったことあるやつは知ってるだろうが、もう入った瞬間からヤバさMAXだぜ。何がMAXかってそりゃ匂いだぜ香りだぜ芳醇なことこの上なしだぜ。香水にして売り出して欲しいぜ。
まあつまり店名のそのままに日長毎日ハムを作って売っております的なとこなんだけどな。食ってないやつは人生の大失敗だぜ。すぐに行って食うしかないぜ。
「もう…どうにでもして…」
という感じだぜ。
「胃の中の消化液薫製を知らず」
とはこういうことだぜ。みんなこれ覚えとくといいぜ。つか、この店に足を踏み入れてその香りを体内に取り入れたその瞬間に知りたがりの消化液が全力逆走で口に溜まってくんだ。知りたいという勉強心だな。
この日のご主人は「生ベーコン」と「レバー」を購入。今夜の泥酔は決定だ。薫製とワインは名コンビだからな。
んで、「よりいっそう心地よく酒と戯れるために」ご主人は店のおっちゃんに聞いたってわけさ。
「今日のごちそうに合う甲州ワインは何がいいかな?」
さすが、地元愛にあふれるご主人様だぜ。まあでも葡萄日本一の場所に暮らしてその恩恵にあずからない手はないよな。
「それでは、私がいつも懇意にしている酒屋さんで聞いてみると良いかと思いますよ」
オウッ!家まで直行計画は変更だぜ。ご主人は挨拶もそこそこにわき上がる消化液、と言うなのつばを飲み込んで小淵沢駅にテレポートだぜ。もはや頭の中は薫製どころか発酵だぜ。
「今宵の沙汰も酒次第」
というわけだぜ。このことわざはおっさん限定だぜ。飲酒は二十歳からだぜ。
ハム日和
ちなみに小淵沢の駅前にそれはある。「久保酒店」というんだが、そこのぱっと見おとなしそうなフリしたおねえちゃんからしてよくよく観察すれば見るからに酒飲みだ。
「ワタシ強いんです」
って顔に書いてあるのが犬には見えるぜ。でも可愛いよな。俺っちもちょっとタイプ。ご主人はかなりタイプ。
やだねー我がご主人の鼻の下の延びること延びること。
「えっとだね、ハム日和の主人に紹介してもらったんだがね、甲州ワインのハムやベーコンに合うやつをだね、あったらとか思ってだね、つまりそういうわけなんだけどね、自分で選んだら白はけっこう好きだったんだけどこないだ赤はいまいちでね」
「でしたら」
おねえちゃんは
「白ワインでよく合うものがありますよ。辛口でおすすめです」
「ややや、普通肉には赤じゃあないのかね。わたしはそう思ってたんだけどね。白は魚介かとそう思ってたんだけどね」
「一般的にはそうなんですけど、このワインはさらっとしていて辛口なのが肉にもとてもよく合うんですよ。もちろんお魚でも合いますけど。かなり美味しいと思います」
「ほほー。それは是非ためしてみたいね」
「あとはスパークリングワインなんかもいいのがありますよ」
「ほほーほほー。それでは女性なんかにも気に入ってもらえるような甘い感じのものが知りたいな」
「ではでは」
というわけで、ご主人はこれを購入。
スパークリングの方は巨峰のワインだそうだ。俺っちは酒のことはぜんぜんわかんないけどさ、でも巨峰なんてそのまんまでちょう美味いのにワインにしちゃうなんて贅沢だよな。
久保酒店
可愛いおねえちゃんに合えたら俺っちのことをよろしくな。すっげえすっげえ美味そうな葡萄ジュースや桃ジュースもこのあたりにはたくさんあるからお子様はそっちをパパに買ってもらうといいぜ。
ついでにご主人はブルーチーズもたんまり購入。あれ臭いよなー。俺っちはあんまり好みじゃないんだけどさ、人間ってけっこう臭いもの好きだよな。
まあ後日談、じゃあないな、基「その日の夜談」として我がご主人が酒と薫製に心地よく溺れたことは言うまでもない。そしてもちろん甘いスパークリングワインに頬を染めて
「あたし…ちょっと酔っちゃったかも…」
とか言ってしなだれかかってくれる美女もいなかったってことさ。ちーんだな。
てなわけで、忘れないように本日のことわざのまとめだぜ。
「カビ共感」→カビに過剰に反応する酔っぱらいのこと
居候、三杯目はそっと出し
「肉を干せば酒屋が儲かる」→薫製を前にすると飲まずにはいられない酔っぱらいのこと
「ハム食う虫も酒好き」→ハムやベーコンと酒は必ずセットに考える酔っぱらいのこと
まあでもあれだ。最も重要なことは
「酔うては犬に従え」
ってことさ。いいこと言うよな俺っちも。
そしてご主人は酒に呑まれてさっさとご就寝さ。仕事する気あんのかね。まああれだな。
「武士は食わねど高楊枝」
かもしれないけどな。
「文士は食って高いびき」
だぜ。俺っちはおかげで美味いベーコンのおすそわけに無事あずかったというわけさ。終わり良ければ全て良しさ。
「お酒は文士のためならず」
って気もするけどな。つまみは犬のためなりだぜ。めでたしめでたしだぜ。ちゃんちゃんだぜ。
まあ、俺っちがたった今考えたんだけどさ(笑)犬も人間も豚も皆熟成することによって味が出て来るという意味さ。日々修業ってことさ。もまれて干されて燻されて薫製にされて…
つまりこのことわざはいったい何が言いたいかってそりゃ、
「美味いベーコンは美味い」ってことよ!わかるよな。
てなわけで今回は俺っちの隠しても隠しきれない作家魂をちょっとだけ披露してみんなにことわざを教えてやるぜ。つまりあれだぜ、薫製とワインは名コンビって意味だぜ。チーズがあればトリオだぜ。
元を正せば俺っちのご主人の帰りの道にハム日和があったってことなんだ。あっ「ハム日和」ってのはな、北杜市高根町にある昇天的美味さの薫製屋のことなんだ。けっこういい値段だったりするけど俺っちのご主人のお気に入りでさ、俺っちにはぜんぜんわけてくれないんだ。「犬に塩分はあんまりなんたら」とかほざきやがってるが知らんぜそんなもん。俺っちは実際ご主人がハム食ってワイン飲んで頭の中まで薫製になってきたのをスバヤク見計らっておすそわけにあずかってるが今現在もスーパー健康体だ。
行ったことあるやつは知ってるだろうが、もう入った瞬間からヤバさMAXだぜ。何がMAXかってそりゃ匂いだぜ香りだぜ芳醇なことこの上なしだぜ。香水にして売り出して欲しいぜ。
まあつまり店名のそのままに日長毎日ハムを作って売っております的なとこなんだけどな。食ってないやつは人生の大失敗だぜ。すぐに行って食うしかないぜ。
「もう…どうにでもして…」
という感じだぜ。
「胃の中の消化液薫製を知らず」
とはこういうことだぜ。みんなこれ覚えとくといいぜ。つか、この店に足を踏み入れてその香りを体内に取り入れたその瞬間に知りたがりの消化液が全力逆走で口に溜まってくんだ。知りたいという勉強心だな。
この日のご主人は「生ベーコン」と「レバー」を購入。今夜の泥酔は決定だ。薫製とワインは名コンビだからな。
んで、「よりいっそう心地よく酒と戯れるために」ご主人は店のおっちゃんに聞いたってわけさ。
「今日のごちそうに合う甲州ワインは何がいいかな?」
さすが、地元愛にあふれるご主人様だぜ。まあでも葡萄日本一の場所に暮らしてその恩恵にあずからない手はないよな。
「それでは、私がいつも懇意にしている酒屋さんで聞いてみると良いかと思いますよ」
オウッ!家まで直行計画は変更だぜ。ご主人は挨拶もそこそこにわき上がる消化液、と言うなのつばを飲み込んで小淵沢駅にテレポートだぜ。もはや頭の中は薫製どころか発酵だぜ。
「今宵の沙汰も酒次第」
というわけだぜ。このことわざはおっさん限定だぜ。飲酒は二十歳からだぜ。
ハム日和
ちなみに小淵沢の駅前にそれはある。「久保酒店」というんだが、そこのぱっと見おとなしそうなフリしたおねえちゃんからしてよくよく観察すれば見るからに酒飲みだ。
「ワタシ強いんです」
って顔に書いてあるのが犬には見えるぜ。でも可愛いよな。俺っちもちょっとタイプ。ご主人はかなりタイプ。
やだねー我がご主人の鼻の下の延びること延びること。
「えっとだね、ハム日和の主人に紹介してもらったんだがね、甲州ワインのハムやベーコンに合うやつをだね、あったらとか思ってだね、つまりそういうわけなんだけどね、自分で選んだら白はけっこう好きだったんだけどこないだ赤はいまいちでね」
「でしたら」
おねえちゃんは
「白ワインでよく合うものがありますよ。辛口でおすすめです」
「ややや、普通肉には赤じゃあないのかね。わたしはそう思ってたんだけどね。白は魚介かとそう思ってたんだけどね」
「一般的にはそうなんですけど、このワインはさらっとしていて辛口なのが肉にもとてもよく合うんですよ。もちろんお魚でも合いますけど。かなり美味しいと思います」
「ほほー。それは是非ためしてみたいね」
「あとはスパークリングワインなんかもいいのがありますよ」
「ほほーほほー。それでは女性なんかにも気に入ってもらえるような甘い感じのものが知りたいな」
「ではでは」
というわけで、ご主人はこれを購入。
スパークリングの方は巨峰のワインだそうだ。俺っちは酒のことはぜんぜんわかんないけどさ、でも巨峰なんてそのまんまでちょう美味いのにワインにしちゃうなんて贅沢だよな。
久保酒店
可愛いおねえちゃんに合えたら俺っちのことをよろしくな。すっげえすっげえ美味そうな葡萄ジュースや桃ジュースもこのあたりにはたくさんあるからお子様はそっちをパパに買ってもらうといいぜ。
ついでにご主人はブルーチーズもたんまり購入。あれ臭いよなー。俺っちはあんまり好みじゃないんだけどさ、人間ってけっこう臭いもの好きだよな。
まあ後日談、じゃあないな、基「その日の夜談」として我がご主人が酒と薫製に心地よく溺れたことは言うまでもない。そしてもちろん甘いスパークリングワインに頬を染めて
「あたし…ちょっと酔っちゃったかも…」
とか言ってしなだれかかってくれる美女もいなかったってことさ。ちーんだな。
てなわけで、忘れないように本日のことわざのまとめだぜ。
「カビ共感」→カビに過剰に反応する酔っぱらいのこと
居候、三杯目はそっと出し
「肉を干せば酒屋が儲かる」→薫製を前にすると飲まずにはいられない酔っぱらいのこと
「ハム食う虫も酒好き」→ハムやベーコンと酒は必ずセットに考える酔っぱらいのこと
まあでもあれだ。最も重要なことは
「酔うては犬に従え」
ってことさ。いいこと言うよな俺っちも。
そしてご主人は酒に呑まれてさっさとご就寝さ。仕事する気あんのかね。まああれだな。
「武士は食わねど高楊枝」
かもしれないけどな。
「文士は食って高いびき」
だぜ。俺っちはおかげで美味いベーコンのおすそわけに無事あずかったというわけさ。終わり良ければ全て良しさ。
「お酒は文士のためならず」
って気もするけどな。つまみは犬のためなりだぜ。めでたしめでたしだぜ。ちゃんちゃんだぜ。
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